概要

複数のビーコンのデータを取得します。

電池の電圧を測定します。

BLEの電波が届く距離を利用して、動物の存在確認をします。

今回の構成(BLEビーコン、ゲートウェイ、サーバ)

構成図

今回は、ロジカさんが開発された放牧牛安否確認システムに関するご紹介です。このため、構成図のブロックも色分けしています。青色はAppsideの担当部分です。緑色はハードウェアと無線通信のサンプルプログラムをAppsideで提供し、ロジカさんの方で制御プログラムをされた部分です。オレンジ色は、Appsideは全く何もしていない部分です。ロジカさんの方でサーバの開発・運用をされています。

このシステムは、農研機構による実証プロジェクトの中で白鷺電気さんが担当された開発部分(動画の最初~1分20秒で紹介されています。)の一部です。

放牧されている牛にBLEビーコンが取り付けてあります。牧場内の水飲み場にのみBLEの電波を受信可能なゲートウェイが設置されています。各ビーコンには一意のアドレスが割り振られていて、牛と一対一で対応付けられています。牛が水飲み場の近くにやってきた時だけビーコンのデータを受信し、アドレスや電池電圧等のデータがサーバへ送られ、時刻と共に保存されます。

どの牛も定期的に水飲み場に来ているのなら安心ですし、しばらく水飲み場にやってこない牛がいれば、事故の可能性も含めて早めに対応が可能です。

また、牧場はモバイルの電波もほとんど圏外であるため、水飲み場からモバイルの電波が届くところまでプライベートLoRaでデータを送信しています。

BLEビーコン

BLEビーコン(防水ケース)

写真のものと同じ防水ケースに入れてあります。ただし、動物に取り付けるため、通常の屋外での使用条件より厳しく、別途いろいろな工夫をされているようです。

1時間に1度、電池の電圧を測定し、約10秒ごとにデータを送信します。BLEビーコンなので、受信できているか、できていないか全く気にすることなく送信しているのですが、それを利用して電波を受信できない時には水飲み場の近くにいない、電波を受信できる時は水飲み場の近くにいるという判断しています。電池はCR2032で、正常な使用条件であれば1年以上もつ予想です。

2021年11月現在で、1年以上運用されています。