概要
APBLE001-RSは、RS232Cの9ピンコネクタを使用しています。
まず、APBLE001-RSのコネクタのピン割り当てを説明します。次に、複数ある接続対象のピン割り当てをします。
接続対象ごとに、どのように接続すれば良いかを説明します。
APBLE001-RSのコネクタのピン割り当て
APBLE001-RSのコネクタはDSUB 9ピン メスです。ピンの割り当ては以下のようになっています。
RS232Cの成り立ちは、ホストコンピュータ(パソコン)とモデムを接続する通信インタフェースの規格です。ホストコンピュータ側をDTE(データ端末装置)、モデム側をDCE(データ回線終端装置)と呼んでいましたが、APBLE001-RSの2ピン・3ピンの配列はDTEと同じになっています。
ピン番号 | 名称 | 用途 |
2 | RxD | データ受信用 |
3 | TxD | データ送信用 |
5 | GND | 接地電位 |
7 | RTS | 内部でCTSと接続 |
8 | CTS | 内部でRTSと接続 |
接続先RS機器(DSUB 9ピン)の種類と接続方法
接続先のRS機器は、DSUB 9ピンのものに絞ると4種類あります。
- コネクタの形状がオス、ピン配置がDCE
- コネクタの形状がオス、ピン配置がDTE
- コネクタの形状がメス、ピン配置がDCE
- コネクタの形状がメス、ピン配置がDTE
コネクタの形状がオス、ピン配置がDCEの場合
ピン番号 | 名称 | 用途 |
1 | CD | キャリア検出 |
2 | SD | 送信データ(TxD) |
3 | RD | 受信データ(RxD) |
4 | DR | データセット準備可 |
5 | SG | シグナルグランド(GND) |
6 | ER | 装置準備可 |
7 | CS | 送信可(CTS) |
8 | RS | 送信要求(RTS) |
9 |
APBLE001-RSと接続して使用する場合、2番、3番、5番以外は気にする必要はありません。
APBLE001-RSと直接接続できます。
コネクタの形状がオス、ピン配置がDTEの場合
ピン番号 | 名称 | 用途 |
1 | DCD | データキャリア検出 |
2 | RxD | データ受信用 |
3 | TxD | データ送信用 |
4 | DTR | 端末準備可 |
5 | GND | 接地電位 |
6 | DSR | データセット準備可 |
7 | RTS | 送信要求 |
8 | CTS | 送信可 |
9 | RI | 被呼表示 |
APBLE001-RSと接続して使用する場合、2番、3番、5番以外は気にする必要はありません。
APBLE001-RSと接続する場合、片方がDSUBメス、もう片方がDSUBオスのクロスケーブルまたは変換アダプタを使用する必要があります。
コネクタの形状がメス、ピン配置がDCEの場合
ピン番号 | 名称 | 用途 |
1 | CD | キャリア検出 |
2 | SD | 送信データ(TxD) |
3 | RD | 受信データ(RxD) |
4 | DR | データセット準備可 |
5 | SG | シグナルグランド(GND) |
6 | ER | 装置準備可 |
7 | CS | 送信可(CTS) |
8 | RS | 送信要求(RTS) |
9 |
APBLE001-RSと接続して使用する場合、2番、3番、5番以外は気にする必要はありません。
APBLE001-RSと接続する場合、両端がDSUBオスのストレートケーブルまたは変換アダプタを使用する必要があります。
コネクタの形状がメス、ピン配置がDTEの場合
ピン番号 | 名称 | 用途 |
1 | DCD | データキャリア検出 |
2 | RxD | データ受信用 |
3 | TxD | データ送信用 |
4 | DTR | 端末準備可 |
5 | GND | 接地電位 |
6 | DSR | データセット準備可 |
7 | RTS | 送信要求 |
8 | CTS | 送信可 |
9 | RI | 被呼表示 |
APBLE001-RSと接続して使用する場合、2番、3番、5番以外は気にする必要はありません。
APBLE001-RSと接続する場合、両端がDSUBオスのクロスケーブルまたは変換アダプタを使用する必要があります。